息子に彼女ができた、好き、きらい、やきもち、悲しいという感情を持つということについて
夏休みに入る前あたりから、息子がLINEで頻繁にやり取りをしていました。
同じクラスの友達や先輩などLINE友達は何人かいるようで
そおっと息子のスマホを除くと(息子は嫌がらないので)
何やらハートだらけのやり取りが!
そして女の子の名前!
息子に「〇〇さんて彼女~?」と聞くと
「うん」との返事
( ゚Д゚)
息子に彼女ができた!!
ええええええっ
母は驚きと嬉しさで感極まる。
相手は同じクラスの女の子
私も名前と顔はうっすら記憶があります。
息子のクラスメイトということは
おそらく軽度の知的障害があるのでしょう。
とても純粋で優しそうなお嬢さんです。
せっかくの夏休みなので
二人で出かけたりすればいいのにと思っていたのですが
息子は誘っているようだけど
彼女の家が遠くて、なかなか会えないようです。
そんな中、ある日息子が
「今日は△△さんとカラオケに行ってくる」と。
△△さんも同じクラスメイトの女子。
彼女以外の人と遊びに行っていいの?
そのことを彼女〇〇さんが知ったらやきもちやいたり悲しむんじゃないの?
息子は「△△さんとは付き合ってるわけじゃないからいいんだ。」
じゃあさ、彼女○○さんが他の男の人と遊びに行ったら悲しくない?
「・・・悲しくない」
息子にとって「好き」という感情や
「悲しい」「やきもちをやく」という目に見えないものって
どうなんだろう?と思いました。
息子が小学校低学年の出来事を思い出しました。
教育実習で来ていた女性のとてもかわいかった先生。
実習なので2週間でお別れだった。
他の児童は「さみしい」と言って泣いている子もいた。
今まで保育園の卒園式やイベントでの人との関わりの中で
悲しいとか寂しい、嬉しいという感情を
表現したことがなかった息子。
この教育実習の先生とのお別れのときに初めて
「さみしい」と言ったそうだ。
担任の先生が驚いて
「お母さん、息子くんが初めて「さみしい」と感情を表現したんですよ」と
教えてくれたのを思い出しました。
自閉症の息子にとって、感情を表現することがとてもすごい成長だったんです。
自閉症だからといって感情がないわけじゃない。
人間だもの。
嬉しかったり楽しかったり悲しかったりするんだけど。
まだ小さいときは人に対して興味がなかったのか
表現方法がわからなかったのか、よくわからないけど
今は好きだといえる人もできた。
ただ、まだやきもちのような独占欲?の感情はないのかもしれないね。
母はLINEだけのデートだけど
彼女ができたことがとても嬉しい。
でもね、うちの息子はほんとに癒してくれるから
彼女は息子を好きになってくれて見る目があるよ
(親バカ(*´ω`)